研究者Uさんの聖書講座のシリーズです!
【出エジプト記/モーセ】② 「燃える柴」とモーセの口答え【研究者Uの聖書講座】
前回までの記事はこちらをチェックしてくれ~
ユダヤ教の聖書解釈を専門にしている「研究者U」です。
今回は、ヘブライ語聖書(いわゆる「旧約聖書」)の「出エジプト記」における、
「エジプトの魔術師たちとの対決」
を中心に見ていきましょう。
目次
モーセとアロン、余計なことをする
ファラオを訪れるも……
『ファラオの前のモーセ』
(『パリのシリア語聖書(Syriac Bible of Paris)』中の細密画より)
イスラエルの民をエジプトから解放するべく、ファラオのもとを訪れます。
モーセは口応えしまくりつつも、
しぶしぶ、エジプトに戻ったんでしたね。
「馬鹿なこと言ってないで、さっさと働け!」
って感じマボねえ。
まあ、ファラオも元々、イスラエルの民が増えてきて反乱するのを恐れて、強制労働させていたわけですしねえ。
急に、当のヘブライ人が2人現れてごちゃごちゃ言ったところで、
通じないのもしょうがないマボ……。
イスラエルの民はかえって苦しくなる
怒ったファラオは、なんとイスラエルの民の労働条件をますます厳しいものとしてしまいました。
イスラエルの民を助けに来たはずのモーセとアロンは、
かえって、イスラエルの民から抗議されるはめになります。
そして例によって、丁寧な口調で神に文句を言うモーセ……。
エジプトの魔術師たちとの対決
ユリウス・シュノル・フォン・カロルスフェルト『蛇へと変わるアロンの杖』
彼は、神からもらった「蛇に変わる杖」を持ち出します。
かっちょぶ~マボねえ。これぞ文字どおり、神対応。
これで、ファラオもびびってイチコロまぼよ、おらおら~。
「杖を蛇に変えるなんて、神の奇跡マボよ!」
と思ってたのに、あっさり同じことされちゃったマボ……。
こんな人たちがいるなんて、聞いてないマボよ。
モーセとアロンのファラオへの挑戦は、この後どうなってしまうのか。
この続きについては、次回の記事で見ていきましょう。
まとめ
- モーセとアロンはイスラエルの民の解放をファラオに訴えるも、ファラオの怒りを買ってしまい、イスラエルの民の労働はかえって重たくなる。
- 再びファラオの前に来たモーセとアロンは、杖を蛇に変えるも、エジプトの魔術師たちも同じことをしたため、ファラオの心は頑なになる。
研究者Uさんの、「聖書」に関する専門講義の続きはこちらをチェックまぼ!
参考記事
出エジプト記
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