【天使】「悪魔」と「神の使い」|西洋絵画の翼を持つ者たち②

こんにちは、はてはてマンボウです。

今回は、「西洋絵画の翼を持つ者たち」

シリーズ第2弾です。

 


 

西洋絵画の翼を持つ者たち ①キューピッドってなんですか

前回までの記事を確認したい人は、こっちをチェックしてくれ~。

 


 

キューピッドがギリシャ神話の愛の神で、ヴィーナスの子ども、

って話でしたかね、まぼ。

では今回は、

「天使とはいったいなんなのか」

を見ていこう。

梓
梓

 

「神の使い」としての天使

レオナルド・ダ・ヴィンチとアンドレア・デル・ヴェロッキオ『受胎告知』

(ウフィツィ美術館、フィレンツェ)

 

たとえば、

 

『受胎告知』

 

のシーン。

 

これは、聖母マリアが神の子イエスを受胎したことを、天使ガブリエルが伝えに来たシーンだ。

梓
梓
なるほどぉ。

まさに、お告げを伝えに来た

「メッセンジャー」

というわけですね。

そのとおり。

天使というのは、

ユダヤ教、

キリスト教、

イスラム教

における神の使いのこと。

聖書では、天使が神の言葉を伝えたり、神の意志を実行したりする場面が描かれる。The messengers of God.

梓
梓

 

中世にほぼ完成されたキリスト教の天使論によると、

天使はまず創造主である神によって創造された。

 

……そして彼らの主なはたらきは「神の御使い」すなわち神と人間との仲介をはたすことである。

 

利倉隆(1999)『天使の美術と物語―カラー版』(美術出版社)

元の意味はいずれも「使者、伝令」で、

神に代わって「告知」や「制裁」や「守護」を行い、

時に神自身の神秘的な擬人像ともなります。

つまり、聖書において、神と人との間を取り持つ天使は、神の意志が明らかとなる場面に登場します。

 

平松洋(2015)『「天使」の名画』(青幻舎)

 

悪魔と対比される

キリスト教美術では、神に従う天使と、神に逆らう悪魔が対比されることがある。
梓
梓

 


 

西洋絵画の悪魔的な世界 ①聖書の中の悪魔たち

「悪魔」について見ている記事は、こっちマボよ~。

 


 

天使や悪魔は、聖書の物語やキリスト教の伝統の中でさまざまに描かれてきた存在というわけマボねえ。

 

あらっぽい戦闘シーンも!?

レンブラント・ファン・レイン『天使と格闘するヤコブ』

(ベルリン国立絵画館、ベルリン)

 

は、はて!

天使と取っ組み合いのケンカを!

『天使と格闘するヤコブ』

はヘブライ語聖書(旧約聖書)のワンシーン。

「創世記」では、ヤコブが夜明けまで「ある人」と格闘したと記されている。

一方、「ホセア書」では相手が「天使」と表現されている。

そのため、この場面はヤコブと天使の格闘として描かれてきた。

梓
梓
神の使いとして、試練を与えることもあるんですねえ。
格闘の後、ヤコブは「イスラエル」という名を与えられる。
この場面は、格闘の末の祝福をめぐる物語なんだ。
梓
梓

 

まとめ

  • 天使は、ユダヤ教、キリスト教、イスラム教における「神の使い」
  • ユダヤ教、キリスト教、イスラム教の神さまは全て同じ!
  • 神の使いとして人間に試練を与えることもある

 

関連記事

 

「西洋絵画の翼を持つ人たち」のシリーズをまとめてます。みんな、チェックしてくれ~。

 

  1. キューピッドってなんですか

  2. 天使ってなんですか

  3. 天使とキューピッドの違いってなんですか

  4. 天使の種類ってなんですか

 

 

参考文献

  • 利倉隆(1999)『天使の美術と物語―カラー版』(美術出版社)
  • 平松洋(2015)『「天使」の名画』(青幻舎)