今回は、「横山三国志」の記事の続きです。
前回までの記事はこちらをチェックしてくれ~
荊州攻め(200年代)
周瑜の吐血
そんなとき、劉備は、呉軍を手助けすることを口実に、油江口(ゆこうこう)まで軍を進める。
穏やかじゃないマボね。
第27巻「南郡争奪戦」
第1話「城とり優先権」
第27巻「南郡争奪戦」
第7話「無血城とり」
それにしても、マンボウちゃんのコメントも不要な、絵にかいたような説明コマの周瑜。
第27巻「南郡争奪戦」
第7話「無血城とり」
「荊州を呉に返せ!」
と迫られるんだけど、孔明は、
「荊州の主である劉琦が生きている間は、荊州は呉ではなく、劉琦のものだから」
と、病弱の劉琦を連れてきて、論破してしまう。
この理論なら、荊州は劉備のものでもないんじゃ……?
というわけで、劉琦が生きており、しかも彼が病気の身ということもあって、自分の好きなようにできるというわけだ。
南郡攻略
ということで、荊州の知恵者で知られた馬良(ばりょう)に、今後の荊州の治め方について相談する。
※馬良の眉毛が白かったことから、特に優れている人やモノが「白眉」と呼ばれるようになった。
第27巻「南郡争奪戦」
第8話「荊州の主」
まずは、零陵(れいりょう)郡。
第28巻「進攻玄徳軍」
第1話「四輪車」
第28巻「進攻玄徳軍」
第2話「裏の裏」
このとき、桂陽の太守・趙範(ちょうはん)は、先鋒だった趙雲にあっさり降参する。
このとき、趙雲は、趙範から、
「未亡人になっていた兄嫁を妻に迎えないか」
と言われて、激怒し、趙範をボコボコにしてしまう。
第28巻「進攻玄徳軍」
第4話「兄嫁騒動」
第28巻「進攻玄徳軍」
第4話「兄嫁騒動」
第28巻「進攻玄徳軍」
第5話「張飛武陵をとる」
最後には、内部で魏延(ぎえん)が謀反を起こし、関羽に降伏することになる。
黄忠は厚く迎えらえることになるんだが……。
第28巻「進攻玄徳軍」
第7話「黄忠の矢」
第28巻「進攻玄徳軍」
第7話「黄忠の矢」
第28巻「進攻玄徳軍」
第7話「黄忠の矢」
第28巻「進攻玄徳軍」
第7話「黄忠の矢」
「蜀」の登場
ちなみに、このとき送られてきた魯粛(ろしゅく)は、赤壁の戦いの頃から、劉備の下へ呉から送られては、孔明の知謀に驚く役を務めている。
「荊州の西方に位置する、益州(えきしゅう)、
すなわち蜀(しょく)を新たな領土として獲得できるまで待ってくれ」
と返答する。
第29巻「政略結婚」
第3話「証文」
「劉備に代わって、蜀を攻め落としたいから、荊州を通ってもいいか」
と、魯粛から提案がくる。
第30巻「周瑜と竜鳳」
第3話「荊州往来」
第30巻「周瑜と竜鳳」
第3話「荊州往来」
第30巻「周瑜と竜鳳」
第4話「周瑜の最期」
まとめ
- 呉を出し抜いて、劉備は荊州を手中に収める。
- 西方の蜀を手に入れれば荊州を返すと、孔明は呉に約束する。
- 劉備に代わって蜀を落とすと提案して裏をかこうとした周瑜は、返り討ちに遭う。
横山三国志の記事のリスト
- 横山三国志①│「桃園の誓い」から「虎牢関」まで
- 横山三国志②│「呂布」の最期から「関羽」の千里行まで
- 横山三国志③│孔明「三顧の礼」から、趙雲・張飛「長坂坡の戦い」まで
- 横山三国志④│「赤壁の戦い」/ げぇっ 関羽!
- 横山三国志⑤│「荊州」争奪戦/「呉」との争い
- 横山三国志⑥│「漢中王」劉備/空城の計/鶏肋、鶏肋……
- 横山三国志⑦│関羽/張飛/劉備|英雄たちの最期……
- 横山三国志⑧│南蛮討伐/第一次北伐/泣いて馬謖を斬る
- 横山三国志⑨│五丈原の戦い/孔明の最期・死後
参考資料
- 「ケトル」(2017) 第37号
- 横山光輝『三国志』(潮出版社)
- 渡邉義浩(2022)『横山光輝で読む三国志』潮出版社.
コメントを残す