横山三国志⑧│南蛮討伐/第一次北伐/泣いて馬謖を斬る

こんにちは、はてはてマンボウです。

今回は、「横山三国志」の記事の続きです。

 


 

 

横山三国志⑦│関羽/張飛/劉備|英雄たちの最期……

前回までの記事はこちらをチェックしてくれ~

 


 

劉備の死後、蜀の実質的な主人公は孔明に移る。

ここからは、劉備の遺志である漢の復興を果たすべく紛争する孔明の物語が始まるんだ。

梓

孔明の南蛮行(220年代)

劉備の死後、孔明は呉と同盟を結びなおしたのち、まず自分たちの背後にいる南蛮(※)の征伐を始める。
梓

「南蛮」は中国から見た、異民族に対する蔑称。

渡邉義浩(2022)『横山光輝で読む三国志』潮出版社.

 

この南蛮行は、横山三国志・全60巻中でも4巻弱を費やしている。

読んでいると正直、
「ええ……まだ、南蛮勢と戦うの?」
という気分になってくる。

梓
そりゃすごいマボ。

それだけ長いと、途中の展開もダラダラしてくるんじゃ……?

ところが、道中では、大の男3人分はありそうな大蛇が出てきたり……。
梓

第46巻「孔明の南蛮行

第7話「孟獲を放つ」

 

なぜか、昼は毒気を出すが、夜は毒が無くなる河が出てきたり……。
梓

第47巻「濾水の戦い

第1話「毒河」

 

腰布一つで現れた敵軍が、一糸乱れぬ小便をしてみたり……。
梓

第47巻「濾水の戦い

第7話「音無しの構え」

 

象と、ジャングルの野生動物たちで戦う、某インド映画みたいな敵が出てきたり……。
梓

第48巻「孟獲心攻戦

第7話「木鹿王」

た、たしかにこれなら、途中でダラダラはしないかもしれませんね、はて……。

個人的には、南蛮行では、敵の大将・孟獲(もうかく)の奥さんである祝融(しゅくゆう)が出てくるシーンが一番好きだ。

梓

第48巻「孟獲心攻戦

第6話「祝融夫人」

 

……はて。
「南蛮勢を心から屈服させる!」と心に誓う孔明は、敵の大将・孟獲(もうかく)を7回捕らえて7回放つということをした。

時間をかけた甲斐あって、以後、南蛮が反乱を起こすことはなく、魏との対決に臨む準備は整った。

梓

 

第一次北伐(220年代)

北東の長安を起こすための北伐の軍は、北西の天水・南安・安定の三郡を占領しながら進むという安全策を採る。
梓

渡邉義浩(2022)『横山光輝で読む三国志』潮出版社.

 

一方、北伐軍の前には、魏の司馬懿(しばい)が立ちはだかる。

三国志演技において、司馬懿は孔明の行軍の意図を唯一読み取る、最大の好敵手なんだ。

梓

第52巻「街亭の戦い

第4話「決戦前夜」

こりゃあ、油断ならん敵マボねえ。
孔明は、司馬懿が目を付ける街亭(がいてい)の守りに、若き俊英である馬謖(ばしょく)を付ける。

すると、街亭に入った馬謖は、山に陣を張る。

梓

第52巻「街亭の戦い

第5話「馬謖の誤算」

山に陣を張る……。
結果、馬謖は司馬懿に完膚なきまでに叩きのめされ、街亭一帯を奪われてしまう。

一方、馬謖が山上に陣を張ったという知らせを聞いた孔明は、その時点で既に、馬謖が敗北することを悟る。

梓

第52巻「街亭の戦い

第8話「空城計」

追ってくるであろう司馬懿から蜀軍を撤退させるため、孔明は空城の計を採る。
梓
今回の空城の計では、旗指物を全て片付け、門を開いて道を掃き清めさせると、自身は櫓の上で琴を弾いた。

これを見て、何かあると考えた司馬懿は退くこととなった。

梓

第52巻「街亭の戦い

第8話「空城計」

さすがの孔明マボねえ。

良かった良かった。

しかし、今回の街亭の戦い、ひいては北伐そのものの失敗の原因となった罪を問い、孔明は目をかけていた馬謖を処刑することを決める。

これは今でも「泣いて馬謖を斬る」の古語となって残っている。

梓

第53巻「陳倉の戦い

第1話「馬謖を斬る」

 

悲しい結末マボ……。

自分が目をかけていた若い子を、自ら処刑するなんて……。

この敗戦をきっかけに、孔明は自らも、最高司令官である丞相の位を返上する。
梓
およよ……蜀は今後、どうなってしまうマボか。
しかし、孔明は何度も、北伐の機会を得ることになる。

そして北伐こそが、孔明の最後の、一連の闘いとなるんだ

梓

 

まとめ

  • 孔明は南蛮行において、敵将・孟獲を7度捕えては7度放ち、これを倒した
  • 北伐は、当初は順調に進むものの、街亭の戦いで敗戦。空城の計をもって、蜀軍は撤退する。
  • 敗北の責任を明らかにするため、孔明は泣いて馬謖を斬る。

 

横山三国志の記事のリスト

横山三国志の記事の一覧マボ~!
  1. 横山三国志①│「桃園の誓い」から「虎牢関」まで
  2. 横山三国志②│「呂布」の最期から「関羽」の千里行まで
  3. 横山三国志③│孔明「三顧の礼」から、趙雲・張飛「長坂坡の戦い」まで
  4. 横山三国志④│「赤壁の戦い」/ げぇっ 関羽!
  5. 横山三国志⑤│「荊州」争奪戦/「呉」との争い
  6. 横山三国志⑥│「漢中王」劉備/空城の計/鶏肋、鶏肋……
  7. 横山三国志⑦│関羽/張飛/劉備|英雄たちの最期……
  8. 横山三国志⑧│南蛮討伐/第一次北伐/泣いて馬謖を斬る
  9. 横山三国志⑨│五丈原の戦い/孔明の最期・死後

 

参考資料

  • 「ケトル」(2017) 第37号
  • 横山光輝『三国志』(潮出版社)
  • 渡邉義浩(2022)『横山光輝で読む三国志』潮出版社.

 

みんなでシェアしてくれ~はってはて~

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です