横山三国志③│孔明「三顧の礼」から、趙雲・張飛「長坂坡の戦い」まで

こんにちは、はてはてマンボウです。

今回は、「横山三国志」の記事の続きです。

 


 

 

横山三国志②│「呂布」の最期から「関羽」の千里行まで

前回までの記事はこちらをチェックしてくれ~

 


 

今回は、いよいよ、三国志を代表する軍師が登場するんだ。
梓

 

三顧の礼(200年代)

徐庶との出会い

荊州の劉表の下に寄寓している劉備は、新野(しんや)という「一地方の田舎城」に駐屯する。

これは、劉表の配下の蔡瑁(さいぼう)が劉備のことを疎んじたこともあり、劉表が劉備を重く取り立てる邪魔をしたからなんだ。

梓

 

第20巻「凶馬と玄徳」

第2話「凶馬」

その蔡瑁に命を狙われることになった劉備。

蔡瑁が開いた偽りの宴会に呼ばれるものの、命からがら脱出。

放浪していたところで、水鏡先生と呼ばれる地元の知識人と出会い、

通称「伏竜」「鳳雛」と呼ばれるのうちの1人を軍師として得れば天下を握れると教えてもらえる。

梓

第20巻「凶馬と玄徳」

第4話「水鏡先生」

 

ぼぼぼ。

謎めいた話マボねえ。

その後、劉備は徐庶(じょしょ)という軍師と出会い、これを重用する。

しかし、徐庶がどうしても劉備軍を去らねばならなくなった。

徐庶は去り際、自分よりも優れた軍師「伏竜」として、諸葛孔明(しょかつ こうめい)が、
襄陽(じょうよう)の西方の村・隆中(りゅうちゅう)
にいると教えてくれる。

梓

第21巻「孔明の出盧」

第3話「偽手紙」

 

 

「三顧の礼」と「天下三分の計」

さて、この孔明を迎えるため、地元の一知識人に過ぎない孔明に対し、劉備は3回も彼を訪問する。

これが通称「三顧の礼」

孔明は劉備の誠意に打たれ、劉備の軍師となる。

梓
劉備の誠実さが表れたエピソードまぼねえ。
劉備に対し、孔明は、

最終的には天下統一を目指すものの、

曹操の勢力は強大であり、いきなりこれを果たすことはできないことから、ステップ論として……

梓
  1. 曹操の勢力に対抗するため、
  2. 荊州・益州(えきしゅう)を劉備が手中に収めた上で、
  3. 東方の揚州(ようしゅう)で勢力を持つ孫権(そんけん)をはじめとした諸勢力と協力

洛陽・長安の2つの有力都市を奪い、曹操を滅ぼす。

……という策を説いた。

これが、天下三分の計と言われる大方針だ。

孔明のいる隆中で説かれた策なので「隆中策」とも呼ばれる。

梓

第21巻「孔明の出盧」

第8話「三顧の礼」

 

新野→樊城→襄陽→江陵(200年代)

蔡瑁に追放される

天下三分の計に劉備は感心するものの、お世話になっている荊州の劉表や、益州の劉璋(りゅうしょう)から国を奪うことには、あまり気乗りしない。

実際、病に伏せる劉表から荊州を継いでほしいと持ち掛けられても、すぐには引き受けないんだ。

梓

 

第21巻「孔明の出盧」

第9話「お家騒動」

 

曹操に襲われる陶謙から、徐州を治めてほしいと言われたときと同じパターンまぼね。

あのときも、劉備は最初は断ったけど、周りの人たちもお願いしてくるから、徐州を手に入れる結果になったマボ。

さて、今回は……。

結局、劉表は亡くなってしまう。

劉表には2人の息子で
青年の劉琦(りゅうき)と、
幼い劉琮(りゅうそう)がいたんだけど、

例の劉備を疎んでいた蔡瑁が、劉琦を勝手に後継者にしてしまい、劉琦や劉備を追い出してしまった。

梓

第22巻「初陣 孔明」

第4話「劉表の死」

 

劉表の死を契機に荊州を襲ってくる曹操に、蔡瑁はあっさり降伏を申し出る。

荊州まで曹操に渡すといよいよ曹操には対抗できなくなるのだから、
この際、荊州を劉備自身の手で治めてはと孔明は勧める。

しかし、劉備は承知せず、新野を去ろうと言う。

梓

第22巻「初陣 孔明」

第5話「降伏」

 

劉備の「義」の心が、なんともじれったくもあるけれど、
応援したくなる主人公、という感じもさせられるわねえ。
やってくる曹操軍を一度撃退した劉備軍は、新野の民も引き連れて、樊城(はんじょう)に向かうことになる。

ここは、孔明と初めて出会うことになる、隆中や襄陽の近所の土地なんだ。

梓

第23巻「長坂の攻防」

第1話「難民」

 

その後、樊城よりも防備がしっかりしている、近所の襄陽を目指す劉備と難民たち。

しかし、先回りした蔡瑁が襄陽に入っていたため、

劉備一行は、今度は江陵(こうりょう)を目指すことに。

梓

 

長坂坡:趙雲と張飛

しかし、江陵への道中、曹操の軍が追い付いてしまう。

混乱の中、劉備の妻子が行方不明になるんだけど、趙雲は単身、2人を見つけ出す。

劉備の奥さんは子どもだけでも助けてほしいと井戸に身投げしてしまった。

趙雲は子どもを抱えたまま、曹操の軍勢を1人で駆け抜ける。

梓
泣かせる話マボねえ。

そして、趙雲、異様な強さ。

 

第23巻「長坂の攻防」

第3話「長坂坡」

 

そして、趙雲を追ってきた曹操の軍勢を、一本道に立ちふさがる張飛が一人で防ぎきってしまう

これが、「長坂坡の戦い」だ。

梓

第23巻「長坂の攻防」

第4話「風雲長坂橋」

 

劉備配下の関羽・張飛・趙雲の3人は、
あいかわらずとんでもない戦力マボねえ。
結局、劉備一行は江陵にたどり着くことができず、江夏へ向かうことになる。

一方、曹操は江陵の城も落としてしまい、荊州の地はほぼ曹操の手中に収まった。

劉備は荊州内を流浪する一勢力、という状況になってしまった。

梓
にょーん、天下三分の計どころか、絶体絶命マボ。
ところが、ここから意外な勢力の登場で、物語は急展開を迎えるんだ。

ということで、次回はいよいよ、三国志演義の前半戦、最大の山場だ!

梓

 

まとめ

  • 劉備は孔明を三顧の礼で迎え入れ、孔明は劉備に天下三分の計を授ける。
  • 劉表の死をきっかけに、蔡瑁に追い出された劉備は難民を連れて流浪の旅へ。
  • 長坂坡にて、趙雲と張飛は大活躍!

 

参考資料

  • 「ケトル」(2017) 第37号
  • 横山光輝『三国志』(潮出版社)
  • 渡邉義浩(2022)『横山光輝で読む三国志』潮出版社.
みんなでシェアしてくれ~はってはて~

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です