西洋美術史の流れを回遊しているところです。
今回は、解説第4弾。
マンボウ頭がパンパンです……
ロココ、新古典主義、ロマン主義の記事を簡単にまとめてます。気になる人はこちらもチェックしてくれ~
目次
日常的な風景をリアルに描く╿写実主義
ミレー
『落ち穂拾い』 /(オルセー美術館、パリ)
たしかに、この絵を見ると日常生活に密着って感じですねえ。
新古典主義だとかロマン主義だとかは、歴史的なモチーフを描いている。
西洋絵画の世界では、キリスト教やギリシャ・ローマといった歴史画というのが伝統的に評価されてきた。
マダム大好き印象派! でも、ちょっとその位置は近すぎるんじゃ……
モネ
『印象、日の出』
( マルモッタン美術館、パリ)
なんとなくぼやっとした優雅な絵が印象派なんじゃ。
ちゃんと遠くから見たかい。
これを遠くから見ると、色があわさって新たな1色が生まれるんだ。
なので、遠くから見ないと意味がない。
形のないものを形に表す試み、象徴主義の世界
クリムト
『接吻』
( オーストリア・ギャラリー、ウィーン)
なんだかもう、様式、と言えるものもないような。
そして現代へ
ピカソ『ゲルニカ』
( ソフィア王妃芸術センター、マドリード)
※画像は大塚国際美術館のもの
「この時代と言えばこう!」
みたいなものもないような。
美術展に行くときなんかには、参考になりそうですね、はってはて♪
まとめ
- 写実主義では、農民の生活など、人々の日常がリアルに描かれる。
- 印象派の絵画は、遠くから眺めると、色彩が混ざり合う!
- 象徴主義では、既存の描き方にとらわれず、心象風景の象徴を自由に描いた。
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参考文献
- 大塚国際美術館・NHK文化センター・有光出版株式会社(1998)『西洋絵画300選』(有光出版)
- 城一夫(2012)『常識として知っておきたい「美」の概念60』(パイ インターナショナル)
- 早坂優子(2006)『鑑賞のための西洋美術史入門』(視覚デザイン研究所)
- 早坂優子(1996)『巨匠に教わる絵画の見かた』(視覚デザイン研究所)参考文献
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