こんにちは、はてはてマンボウです。
今回は「いかにも京都!」という建物が見られると聞いてます。
やっぱり、京都といえば、あれだよね。
梓
ほら、もう見えてるよ。
梓
はて、なんでしょう。
これはもしや、五重塔!
というわけで、今回は東寺を一緒に探検しよう。
梓
目次
東寺までのアクセスは?
京都駅からも五重塔が見える東寺だけど、京都駅からは南西に2キロほど離れている。
梓
意外と遠いんですねえ。
JRの京都駅からなら、市バスに乗ってもいいけれど、タクシーに乗るのも手だね。
梓
東寺っていったいどんなお寺?
”弘法大師”空海の建立した寺
ところでマンボウちゃんは、東寺を建てた人がだれか、知っているかい?
梓
はて、そういえば。
マンボウちゃんは、”弘法大師”空海を知っているかい?
梓
ああ、空海。聞いたことがあります。
平安時代のお坊さんだったような。
その空海が、嵯峨天皇から賜った寺が、この東寺だ。
唐に留学して密教を持ち帰った空海は、この東寺を真言宗の総本山としたんだ。
梓
は、はてはて。密教? 真言宗? 総本山?
密教は、平安時代当時、最先端だった仏教のスタイル。
それを持ち帰って空海が始めたのが真言宗という仏教の流派。
総本山っていうのは、その宗派で特別な位置についている、ということ。
梓
別名があるって本当?
さて、そんな東寺だけど、マンボウちゃんは東寺に別名があるのを知っているかい?
梓
はて、別名。
東寺は別名”教王護国寺”ともいう。
梓
かつて日本には「鎮護国家(ちんごこっか)」という思想があった。
仏教の力で、国を守ってもらおうという発想だ。
「教王護国寺」という名前にも、その考えの影響が見られるね。
梓
境内をぐるっと回ろう!
さて、南大門から入っていくよ。
東寺や金堂を右手に見ながらぐるっと北の方まで行くと、入り口の受付が見えてくる。
梓
池を巡るように配置された木々のなかを抜けて歩いていく。
梓
つつじの花がきれいですねえ。
四季折々に違った花々や紅葉が見られるから、どの季節に来るのも楽しいね。
梓
五重塔とお花の組合せが優雅ですねえ。
五重塔にまつわるあれこれ
外観
いよいよ五重塔ですね!
五重塔は、もともと仏舎利(ぶっしゃり)、つまり釈迦の遺骨を納めた塔に由来する。
梓
はて、遺骨の塔。しかしそれが、こんなに大きくなっちゃったんですねえ。
よく見ると、邪鬼が屋根を支えているのがわかる。
梓
なんだか、ユーモラスでかわいいです。
密教世界を意識した内部
五重塔の内部はときどき公開しているから、タイミングさえ合えば見ることができるかもね。
梓
中はどうなっているんですか?
中には、仏像が安置されているよ。この仏像の置き方は曼荼羅(マンダラ)を意識したものだ。
梓
はて、マンダラ…
密教はその名のとおり、「秘密の教え」という意味。
本当に大事なことは言葉で伝わりにくいから、密教の世界観を絵で表そうとしたのが曼荼羅。
梓
へえ、マンダラにそんな意味が。
曼荼羅って絵で描かれているよね。
それを、実際の仏像で示そうとするのを立体曼荼羅と言う。
梓
はて、りったいまんだら。
五重塔の初層内部には、極彩色で彩られた密教空間が広がっています。
五重塔の各層を貫いている心柱は、大日如来として、
その周りを四尊の如来、八尊の菩薩が囲んでいます。
さらに、四方の柱に金剛界曼荼羅を描いています。
大日如来を中心に、4つの如来を東西南北に配置しているんだ。
梓
- 東:阿閦(あしゅく)如来
- 西:阿弥陀(あみだ)如来
- 南:宝生(ほうしょう)如来
- 北:不空成就(ふくうじょうじゅ)如来
いろんな仏さまがいるのねえ。
密教では宇宙の中心にいるのが大日如来だ。如来の中の如来というわけだね。
それが五重塔では、五重塔の柱が大日如来に見立てられている。
梓
この五重塔にも深い意味が込められているんですねえ。
まとめ
- ”弘法大師”空海が建てた真言宗の総本山、別名”教王護国寺”
- 五重塔は釈迦の遺骨を納めた塔が由来
- 内部は密教世界が表されている
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