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毎度教養に関するあれこれを紹介するこのブログまぼけど、
そもそもこの知識、どうやって獲得すればいいマボかねえ。
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世界史
そもそも文化史として美術の知識を覚えるというのもあるけれど……
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- いつ、どこに、どんな王朝があるのか
- その時代の美術の動きと世界の歴史はどう結びついているのか
「ああ、これは『中世最後の騎士』とうたわれた、神聖ローマ皇帝・マキシミリアン1世の肖像なんだなあ」とかね。
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デューラー『皇帝マキシミリアン1世の肖像』
(美術史美術館、ウィーン)
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山川 詳説世界史図録 第3版 世B310準拠 [ 木村 靖二 ] 価格:946円 |
聖書とギリシャ・ローマ神話
聖書
大学生になってから「まあ、どんなもんかな」と興味本位で訪れるようになった。
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「ああ、このバロックの絵画は、対抗宗教改革のムーブメントの一環で描かれたのか!」
といった時代背景はわかる。
だけど、その絵が何をテーマにしていて、何を言っているのかはわからないままだった。
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渡航前日、ふらりと立ち寄ったコンビニでこんな本が打っているのが目に入ったんだ。
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正直言って、聖書の一連の流れを読むのは初めてだった。
だけど、この海外で絵画を鑑賞するとき、この聖書の知識はとても役に立ったんだ。
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すなわち、文字を知らない一般大衆でも、絵画を見れば聖書の中でどのようなシーンがあるかを想起することができる。
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カラヴァッジョ『ゴリアテの首を持つダヴィデ』
(ボルゲーゼ美術館、ローマ)
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聖書のストーリーを知っていれば、意味のあるものとして感じられる、ということマボねえ。
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ギリシャ・ローマ神話
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松村一男監修(2011)
『図解 ギリシア神話 歴史がおもしろいシリーズ』(西東社)
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歴史画というのは歴代の画家が同じテーマを繰り返し描いているから、
時代によってその表現にどんな変化があるのかを観察できるのも楽しみの1つだね。
![梓](https://hatehatemanbou.com/wp-content/uploads/2020/03/00_プロフィール画像(梓).jpg)
美術史
と同時に、やはり「美術史そのもの」というのを見ていくのも、美術の流れを楽しむためにはいいことだ。
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価格:2,090円 |
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図録
![梓](https://hatehatemanbou.com/wp-content/uploads/2020/03/00_プロフィール画像(梓).jpg)
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でも、図録って重い上に、3,000円ぐらいするし……買うのってためらっちゃうマボよ。
この記事でも、これだけ解説の本を紹介したんだから、それで十分じゃないマボか。
1つの作品紹介に対する熱量は、そこらの解説本とは比べものにならない。
3,000円という価格設定はむしろ安いぐらいだ。
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歴史や文化史の知識を深めつつ、実際に作品に触れて、その解説をしている図録を読む。
その図録に関連する知識を美術史の本と見比べながら、
前後の歴史の中でどのような変化が起きているのかを知る
……そうやって少しずつ裾野を広げていけば、美術鑑賞がますます楽しくなること請け合いだ。
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まとめ
- 高校生向けの資料集があれば、世界史の知識で美術が楽しくなる!
- 聖書とギリシャ・ローマ神話の知識で、西洋美術の背景への理解が深まる!
- 美術史の流れを押さえれば、西洋美術がどのように変化したかがわかる!
- 図録はキュレーターたちの知識の宝庫! 展覧会でちょっとでも気になったら、ぜひ購入を!
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参考資料
- 大島力(2010)『 図解 聖書 歴史がおもしろいシリーズ』(西東社)
- 日下部公昭ほか編(2020)『山川 詳説世界史図録 第3版』(山川出版社)
- 早坂優子(2006)『鑑賞のための西洋美術史入門』(視覚デザイン研究所)
- 松村一男監修(2011)『図解 ギリシア神話 歴史がおもしろいシリーズ』(西東社)
- マルコム・デイ、神保のぞみ訳(2006)『図説 キリスト教聖人文化事典』(原書房)