【世界遺産/毛越寺】中尊寺と並ぶ「兵どもが夢の跡」

こんにちは、はてはてマンボウです。

 

今回は奥州平泉の地を回遊しています。

 

平泉といえば、金色堂で有名な中尊寺よねえ。

 


 

 

【世界遺産】奥州藤原氏が残した金色の阿弥陀堂╿岩手県 平泉の中尊寺

「中尊寺金色堂についてもっと知りたい!」という方はこちらの記事をチェックしてくれ~。

こっちの記事には、平泉までのアクセスも載ってますよ~。

 


 

 

今回は中尊寺のすぐ近くにある毛越寺を見ていくよ。
梓
も、もうえ……。
もうつうじ。
梓

 

毛越寺の概要

 

850年、中尊寺と同年に円仁(えんにん)が創建したと言われている。

 

一時荒廃したけれど、

 

奥州藤原氏の第2代・基衡(もとひら)と、

 

その子の第3代・秀衡(ひでひら)が再興した。

梓
奥州藤原氏のもとで栄えたんですねえ。
当時は中尊寺をしのぐ規模だったそうだよ。

 

しかし、その後の戦乱の結果、現在ではその多くが失われている。

梓
諸行無常ですねえ。

 

 

夏草や 兵どもが 夢の跡
梓
はて、毛越寺に石碑が。
この地を訪れた芭蕉が、奥州藤原氏の栄華と義経主従の悲運をしのんだのが、この句なんだ。
梓

 

薬師如来をまつる本堂

さて、境内を回ってみよう。まず見えてくるのは、本堂だ。
梓

 

毛越寺の本尊は薬師如来だ。

 

ちなみに、毛越寺は天台宗のお寺だけど、その理由はわかるかい。

梓
はて、見当もつきません。

 

毛越寺を開いた円仁は、比叡山の座主(ざす)も務めた名僧なんだ。
梓
天台宗の偉い人が開いた毛越寺も、天台宗のお寺というわけですねえ、なるほどお。

 

「夢の跡」が続く境内へ

池を巡り「開山堂」へ

境内の中心には大きな池が広がっていますねえ。

 

境内の一番北側に控えるのは、開山堂。

 

毛越寺を開いた円仁をまつっている。

梓

 

ここでは、大師像のほかに、

 

大日如来像や

 

欧州藤原三代の図像が安置されているよ。

梓

 

花菖蒲園

開山堂の南には菖蒲園が広がっている……

 

はずなんだけど、冬は少し寂しい風景だね。

 

公式HPに初夏の様子が載っているよ。

梓

 

 

【花菖蒲園】
6月中旬から7月中旬まで、300種3万株の花菖蒲が咲きます。

毛越寺のあやめは、昭和28年(1953年)に平泉町民の発案で開山堂前に植えたことがきっかけで、

翌年には東京・明治神宮から100種100株を譲り受けます……

 

「境内のご案内 │ 毛越寺」より

再び池を巡り、お堂を回る

境内の中心にある大きな池を見ながら、お寺の跡地を回っていきます。

 

境内の南に位置するのは常行堂(じょうぎょうどう)。

 

天台宗の重要行事をするための場所で、円仁が比叡山に開いたものに由来している。

梓

 

やさしいお顔の仏さまが近くにいらっしゃるのねえ。

 

大きな境内に静けさが広がるお寺でしたねえ。

 

まとめ

  • 毛越寺は、円仁が創建し、奥州藤原氏が再興した。
  • 広大な境内には静けさが。「夏草や 兵どもが 夢の跡」は松尾芭蕉が悲哀を思い詠んだ歌。

 

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基本情報

公式HP

〒029-4102 岩手県西磐井郡平泉町平泉大沢58

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