横山三国志⑨│五丈原の戦い/孔明の最期・死後

こんにちは、はてはてマンボウです。

今回は、「横山三国志」の記事の続きです。

横山三国志⑧│南蛮討伐/第一次北伐/泣いて馬謖を斬る

前回までの記事はこちらをチェックしてくれ～

第一次北伐に失敗した結果、泣いて馬謖を斬り、最高司令官である丞相の位を自ら返上した孔明。

しかしその後も、孔明は北伐を繰り返し、魏との争いを続けるんだ。

梓

第二次北伐

第二次北伐では、魏が呉に敗れたことを契機に始められた。

蜀軍は、陳倉城を攻撃する。

梓

第53巻「陳倉の戦い」

第５話「後出師表」

第53巻「陳倉の戦い」

第５話「後出師表」

第53巻「陳倉の戦い」巻末

蜀軍がんばるマボよお、おらおら～

しかし、城攻めに持ってきた梯子の「雲梯（うんてい）」は壊され……

梓

第53巻「陳倉の戦い」

第６話「陳倉攻め」

城に射かけるための櫓である「井蘭（せいらん）」は燃やされ……

梓

第53巻「陳倉の戦い」

第６話「陳倉攻め」

トンネルを掘って地下から攻めようとしたところに水を流され……

梓

第53巻「陳倉の戦い」

第６話「陳倉攻め」

は、はて……。

孔明はいったん、祁山（きざん）へ移動することに。

自ら陳倉城を攻めるのではなく、魏を迎え撃ちこれを叩いた。

しかし、兵糧の問題から兵を引くととなったんだ。

梓

第53巻「陳倉の戦い」

第８話「再度祁山へ」

第54巻「陳倉城攻略」

第５話「兵法の極意」

簡単にはいかないマボねえ。

第三次北伐

全然攻め落とせない陳倉城だったが、城を守る武将が重病となったタイミングで、孔明はこれを攻め落とした。

 

この勢いを駆って、孔明は北伐に移る。

梓

第54巻「陳倉城攻略」

第９話「総兵の印」

このタイミングで孔明は、皇帝・劉禅の依頼もあり、丞相に戻ることとなる。

梓

第55巻「祁山夏の陣」

第３話「陣払い」

丞相復帰！
こりゃあ、調子も出てきたわよ～おらおら～

しかし、孔明が過労で倒れたために、蜀軍は撤退することに……。

梓

第55巻「祁山夏の陣」

第５話「決戦」

のわあ……。

しかし、健康が一番マボ。すぐ病院に行ってください、はて。

第四次北伐

さて、孔明は例によって北伐の軍を挙げることに。

祁山を目指す。

梓

また祁山マボか。

第55巻「祁山夏の陣」

第９話「賭」

ふむふむ。

「陳倉」と魏の都の「長安」を探してみると……。

第55巻「祁山夏の陣」巻末

この戦いで、孔明は魏軍と正面から戦い、完膚なきまでに叩き潰す勢い。

梓

よっしゃー！
今度こそ、おらおら～

ところが、「孔明が謀反を企てている」との噂を、都で流されてしまい、孔明は都に呼び戻されることに……。

梓

第56巻「孔明の帰国」

第５話「勝利を捨てる」

なんと！

もうちょっとで勝てるところだったのに～はて！

第五次北伐

孔明は自ら謀反の噂を払拭したところで、北伐の軍を挙げる。

梓

第56巻「孔明の帰国」

第７話「噂を裁く」

孔明は、ライバルである魏の司馬懿（しばい）を、城に引き込ませるまで圧倒する。

梓

第56巻「孔明の帰国」

第９話「麦野の戦い」

よっしゃあ、今度こそ魏を倒したんじゃないまぼかあ、おらおら～。

しかし、このとき呉が魏が組んだという手紙が届いたため、孔明は退却を迫られることに……。

梓

第57巻「祁山の戦い」

第２話「一通の手紙」

第六次北伐/秋風五丈原

爆殺の失敗

そこから三年間、国力を高めた孔明は、北伐の軍を挙げる。

梓

第57巻「祁山の戦い」

第４話「六たび祁山へ」

孔明は、ライバルである魏の司馬懿（しばい）を、城に引き込ませるまで圧倒する。

梓

第57巻「祁山の戦い」

第９話「夜襲」

あれ、なんかこれ、見たことある展開のような……。

戦いが膠着する中、以前から孔明を批判していた武将・魏延（ぎえん）が、陣中で息巻き出し……。

梓

第58巻「五丈原への道」

第６話「反骨の芽」

なんか悪い顔をしてますよ、はてはて……。

孔明は策を用いて、この魏延を、司馬懿の軍ごと、爆殺して丸焼きにしようとしたが、雨が降ったためにどちらも失敗した。

梓

第58巻「五丈原への道」

第８話「火と水」

これじゃますます恨まれるマボよ……。

孔明は、魏延に連絡を怠ったと偽って、武将・馬岱（ばたい）をむち打ち50回の刑にする。

梓

第59巻「秋風五丈原」

第１話「五十杖の刑」

「はっ？」の反応から、この展開……馬岱かわいそうマボ……。

このあと、孔明は馬岱に事の真相を話し、馬岱は孔明の意図を理解してくれる。

その後、魏延の意向で、馬岱は魏延の配下となる。

梓

死せる孔明　生ける仲達を走らす

戦いに次ぐ戦いの中、孔明は病がちとなっていた。

梓

第59巻「秋風五丈原」

第３話「星に祈る」

孔明は七日間北斗七星に祈り、燈明が消えなければ寿命が12ねん延びるという祈祷を行うが、事情を知らない魏延が祭壇に突入してしまい……。

梓

第59巻「秋風五丈原」

第３話「星に祈る」

そ、そんなあ……。

死期を感じた孔明は、五丈原の夜空を眺める。

梓

第59巻「秋風五丈原」

第４話「秋風五丈原」

とうとう孔明が……。

孔明死すの報を聞いて、司馬懿は蜀軍を攻めにやってくる。
しかし、そこには、死んだはずの孔明の姿が！

梓

第59巻「秋風五丈原」

第６話「死せる孔明　生ける仲達を走らす」

用意していた孔明そっくりの人形だったわけだけど、このおかげで司馬懿が攻めてくるのを防いだ蜀軍は、退却に成功したんだ。

梓

ここにいるぞ！

さて、孔明の死後、結局魏延は謀反を起こすこととなった。

梓

孔明の予感は当たっていたわけマボね！

魏延が漢中を攻めてきたとき、不思議なやり取りが……。

梓

第59巻「秋風五丈原」

第９話「魏延の最期」

魏延の配下になっていた、馬岱マボね！

孔明の遺していた策に従い、謀反を起こした魏延を倒すことに成功したという訳だ。

梓

ひとまず、助かったわけマボねえ。

しかし、時の流れとともに、孔明のいない蜀軍は力を失い、ついには、蜀は魏に滅ぼされることになる……。

梓

第60巻「蜀漢その後」

第11話「蜀滅亡」

まとめ

• 孔明は６度の北伐軍を起こすも、魏に勝つことはできず。
• 死せる孔明　生ける仲達を走らす。
• 孔明の死後、魏延の謀反を防ぐことには成功したが、蜀は最後には魏に滅ぼされてしまう。

横山三国志の記事のリスト

横山三国志の記事の一覧マボ～！

1. 横山三国志①│「桃園の誓い」から「虎牢関」まで
2. 横山三国志②│「呂布」の最期から「関羽」の千里行まで
3. 横山三国志③│孔明「三顧の礼」から、趙雲・張飛「長坂坡の戦い」まで
4. 横山三国志④│「赤壁の戦い」/ げぇっ　関羽！
5. 横山三国志⑤│「荊州」争奪戦／「呉」との争い
6. 横山三国志⑥│「漢中王」劉備／空城の計／鶏肋、鶏肋……
7. 横山三国志⑦│関羽/張飛/劉備|英雄たちの最期……
8. 横山三国志⑧│南蛮討伐/第一次北伐/泣いて馬謖を斬る
9. 横山三国志⑨│五丈原の戦い/孔明の最期・死後

参考資料

• 「ケトル」(2017) 第37号
• 横山光輝『三国志』（潮出版社）
• 渡邉義浩（2022）『横山光輝で読む三国志』潮出版社．