今回は瀬戸内海の海流に運ばれて、大分県に来ています。
目次
国東半島ってどんなところ?
あっちこっちにいますねえ。
しかし、宇佐神宮、はて。
宇佐神宮
(宇佐市、大分県)
『鶴岡八幡宮』
といった八幡宮の中で、平たく言うと宇佐神宮は一番偉い神社。
この宇佐神宮が、六郷満山と呼ばれる国東半島の文化に影響を与えている。
山岳修行と八幡信仰の出会い╿六郷満山の文化
あ、でも、さっき出てきた宇佐神宮は神社でした。
八幡大菩薩、
とか聞いたことないかい。
仏教の菩薩さまがくっついて、
八幡大菩薩。
この、神仏習合の文化を持つ宇佐神宮から影響を受けて、独特の山岳文化を生んだと言われている。
川中不動
(天念寺)
神仏習合の詳しい話は、別の機会で紹介しているよ。
神仏習合についてはこっちの記事で確認してくれ~
九州一古い木造建築! 日本三大阿弥陀堂の一つ、富貴寺大堂
富貴寺
(豊後高田市、大分県)
ここは平安時代、宇佐神宮に関係するお寺として開かれたのが由緒。
五頭身ぐらいでしょうか、ちいちゃい子みたいねえ。
これは阿弥陀堂だね。
平等院鳳凰堂、
中尊寺金色堂と並んだ
日本三大阿弥陀堂の一つで、
九州最古の木造建築物でもある。
鬼が築いた石段の先に待つ……胎蔵寺の熊野磨崖仏
町中から少し離れた山の中にある胎蔵寺には車で行くのが一番。
ここから、長い坂道を登っていく。
の名は、熊野古道の熊野権現を分霊してもらったことに由来するらしい。
向かって右が大日如来、左が不動明王。
どちらも坐像だ。全長約7メートル。
こんな大きい石像を、どうやって石から掘り出したんでしょうか、はて。
逆立つ牙や右手の剣は不動明王の証とはっきりわかる。
仏を表す梵字、つまりサンスクリット語を使って、曼荼羅(まんだら)を表している。
「鬼が一晩で石段を作った」というのに似た話は、日本中に広がっているんだ。
「鬼と石段の物語をもっと知りたい!」という人は、こちらの記事もチェックしてくれ~
関連記事
「平等院鳳凰堂」
「中尊寺金色堂」
「富貴寺大堂」
について書いた記事はこちらマボよ~
基本情報のまとめ
富貴寺
「昭和の町・豊後高田市公式観光サイト」(大分県観光情報ポータル)
〒879-0841大分県豊後高田市田染蕗2395
熊野磨崖仏
「昭和の町・豊後高田市公式観光サイト」(大分県観光情報ポータル)
〒879-0853 大分県豊後高田市田染平野2546−3
参考文献
- 宇佐国東半島を巡る会編(2016)『国東六郷満山 宇佐神宮と国東半島霊場札所巡り』(木星舎)
- 逵 日出典(2007)『八幡神と神仏習合』(講談社現代新書)
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