
神社仏閣に見られる動物たち
を一緒に見ていこう。
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太鼓谷稲成神社
(島根、津和野)

春日大社
(奈良県、奈良市)

神社仏閣を訪れるのが楽しくなるよ。
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目次
兎

出雲大社
(島根県、出雲市)

『因幡の白兎』の主人公が大国主大神であることから、
兎のオブジェが境内に飾ってあるよ。
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白兎神社
(鳥取県、鳥取市)

白兎神社
(鳥取県、鳥取市)
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馬

北野天満宮
(京都府、京都市)
生きたまま捧げていたのを、
板絵として捧げるようにしたのが絵馬の始まりだ。
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鶏

石上神宮
(奈良県、天理市)
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長鳴鳥(ながなきとり)
として、古事記にも出てくる。
長鳴というのは、朝を告げる、ということ。
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ニワトリが鳴くのは、太陽が昇るときだよね。
天照大神が天岩戸にこもってしまったときのエピソードでは、
「ニワトリの鳴き声で太陽が昇っている!」
と思わせることで、太陽神である天照大神をおびき出そうとしたんだ。
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鯰

鹿島神宮
(茨城県、鹿嶋市)

これを押さえこんでいるのが要石(かなめいし)。
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象

伊藤若冲『普賢菩薩』
(相国寺、京都)
大きな慈悲を表す白象に乗って現れると言われている。
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日光東照宮
(栃木県、日光市)

日光東照宮
(栃木県、日光市)
だから、ね、どこか違うでしょ。
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狐

太鼓谷稲成神社
(島根、津和野)

稲荷大明神の神使、
つまり神の使いだ。Messengers of gods.
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京都の伏見稲荷大社が総本社だね。
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牛

防府天満宮
(山口県、防府市)
そんな天満宮に欠かせないのがウシだ。
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菅原道真の生まれは丑年。
加えて、道真の遺体を引いていた牛車がとどまったところに亡骸を埋葬した、
といったエピソードがあることからウシは天神様の神使とされている。
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八咫烏

熊野那智大社
(和歌山県、那智勝浦町)
『古事記』において、
神武天皇が熊野から大和へと東征に向かっているとき、道案内として天照大神から遣わされた神使だ。
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日本代表を正しい未来へ導いてほしいという願いが込められている。
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鳩

三宅八幡宮
(京都府、京都市)
日本では戦いの神である八幡神の神使とされている。
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梟

射楯兵主神社
(兵庫県、姫路市)
”撫でみみずく”
がいる。
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森の住人であるフクロウがその神使とされた。
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鹿
奈良から連れてこられた宮島の鹿

宮島の鹿
(広島県、宮島町)
人懐っこいけれど、とりあえず野生動物という位置づけだ。
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宮島は平清盛の庇護を受けて大きく栄えた港でもあったんだ。
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ルーツを辿れば……鹿島神宮と武御雷神(タケミカヅチノカミ)

鹿島神宮
(茨城県、鹿嶋市)
タケミカヅチは力の強い勝負事の神様としても有名だね。
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鹿島神宮
(茨城県、鹿嶋市)
その力で、ナマズを押さえ込もうとしているんだね。
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茨城から奈良へはるばると……「勧請(かんじょう)」された神の使い

春日大社
(奈良県、奈良市)
鹿島神宮から建御雷神を勧請(かんじょう)したものだ。
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さて、春日大社は藤原氏の氏神だったから、大変大きな力を持っていた。
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「この世をばわが世とぞ思ふ望月の欠けたることもなしと思へば」
で有名な、あの人。
「この世は私のものだ、満月に欠けているところがないように、完璧なのだ、ふははは」
と言ったあの藤原氏。
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参考文献
〇戸部民夫(2013)『神様になった動物たち』(だいわ社)
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神様になった動物たち 47種類の動物神とまつられた神社がよくわかる本 (だいわ文庫) [ 戸部民夫 ] 価格:770円 |