【菩薩の中の観音様】①種類と意味を解説!|観音菩薩と「33」の深い関係とは?

こんにちは、はてはてマンボウです。
今回は観音様の種類……って言いますけど、そんなポケモンみたいにいろいろといるマボか?
それが、いろいろいらっしゃるんだよ。

というわけで、このシリーズでは、観音様について見ていくよ。

今回は、まず「観音様って?」というところから始めよう。

梓

仏の4分類→菩薩の分類→観音の分類

マンボウちゃん。

仏様にもいろいろと種類があったの、覚えてる?

梓
えーと、4パターンぐらいあったような……。

あ、これは過去に解説されているパターンでは……。

【如来/菩薩/明王/天】今日からわかる仏像/種類/見分け方

あ、そうそう。

如来、菩薩、明王、天マボ!

釈迦如来などの「如来」は、すでに悟りを得た存在。

一方の菩薩は、悟りを目指して修行しながら、人々を救う存在とされる。

だから、如来に比べて人々に近い立場で描かれる傾向があるんだ。

観音様は、観音菩薩だから、まず、このカテゴリーに入る。

梓
観音菩薩以外にも、
弥勒(みろく)、文殊(もんじゅ)、普賢(ふげん)などなど……菩薩にも色々いるんだけど。

そこまで話すと終わらないから、
今回は観音菩薩の種類について見ていく、というわけだね。

梓

 

観音、観世音、観自在……

ちなみに、観音って、どういう意味マボか。
「世の中を自在に見通す」という、
サンスクリット語の「アヴァローキテーシュヴァラ」の訳だと言われているよ。

アヴァローキテー=見る
シュヴァラ=自在な人
という意味だ。

梓
ん?

観音の「観」は見通すマボけど、
観音の「音」はどこいったマボか? どこにもノンノンまぼ。

なので、「観音菩薩」には、「観自在(かんじざい)菩薩」という呼び方がある。

一方、「観音菩薩」については、元々違うサンスクリット語を参照していたという話もあるみたいだ。

まあ、結局はどっちも同じものを指すようになっているみたいだから、鑑賞するときには気にしなくていいと思う。

あと、「観世音(かんぜおん)菩薩」という言い方もあって、「観音」はこれを略したものでもある。

梓
まあ、全部一緒と思っておけばいいマボね。

 

「三十三」の文字

観音菩薩は、実は「33」という数字と縁が深いんだ。
梓
そういえば、千手観音像がいっぱいある「三十三間堂」も33マボね。

【三十三間堂①】千手観音1001体!│慶派・院派・円派が生んだ仏像の森へ

 

『法華経』という経典の中に「観音経」と呼ばれるパートがある。

ここに、観音菩薩が33の姿に変身し人々を救うと説かれているんだ。

「三十三間堂の仏の数は三万三千三十三体」といった表現もあるんだけど、これは、三十三間堂の1001体の観音様がそれぞれ33に変わるから。

梓
なんと!
ほかにも「西国三十三所(さいごくさんじゅうさんしょ)」巡りというのがある。

近畿地方2府4県と岐阜県の33のお寺のことだけど、
これはどれも、観音菩薩を祀る寺院なんだ。

梓
また、江戸時代の1783年に刊行された仏像の解説書『仏像図彙』(ぶつぞうずい)という書物には、三十三観音がまとめられている。

ここには、様々な起源の観音様が一つにまとめられているんだけど、これも三十三。

梓

『仏像図彙』(国文学研究資料館所蔵)
※画像出所:国書データベース,https://doi.org/10.20730/200013710(2026年4月11日確認)

 

「高崎観音」で有名な、群馬県高崎市の大きな観音様なんかは、この三十三観音でまとめられている「白衣(びゃくえ)観音」なんだ。
梓

「高崎白衣大観音」
※画像出所:一般社団法人高崎観光協会「白衣大観音」(2026年4月11日確認)

 

一口に観音様っていっても、
そこにたどり着くまでにいろんな仏様のバリエーションがあったり、
観音様にもいろいろな種類があったり、
歴史があるのねえ。
さて、次回はそんな観音菩薩の中でも定番のものを見ていこう。
梓

まとめ

  • 観音様は仏の分類では「菩薩」にあたり、悟りを目指しながら人々を救う存在とされる。
  • 観音様には「観音」「観世音」「観自在」など複数の呼び名があるものの、いずれも基本的には同じ存在を指す。
  • 観音菩薩は「33」という数字と深い関わりあり。三十三の姿に変化して人々を救うという教えや、西国三十三所・三十三観音などの信仰につながっている。