今回のテーマは……。
たしかに、身の回りにいる鳥ですが、カラスについて詳しく知ろうと思ったことはなかったような。
『眠れなくなるほど面白い 図解 カラスの話』
は、イラストが多くて読みやすく、
バラエティに富んだ内容でおもしろいよ。
それにしても、イラストがかわいくて素敵ですねえ。
カラスなのに癒されます~はて~
ハシブトガラスとハシボソガラス
ハシブトガラスと
ハシボソガラスの
2種類。
「ハシ」はくちばしのこと。
くちばしが太いか細いかが、名前の由来になっているんだ。
ハシブトガラスの方が、頭のあたりも、なんだかずんぐりしています。
鳴き声も、「カア」がハシブトガラス、「ガー」がハシボソガラスですか。
ちょっとした違いがあるんですねえ。
Wikipedia「ハシブトガラス」(2022年8月28日確認)
Wikipedia「ハシボソガラス」(2022年8月28日確認)
ハシブトガラスは、オウム見たいな、くるっとしたくちばしですね。
ハシボソガラスの方が、スズメっぽい、といいますか。
せっかくなので、図鑑にはあまり載っていない微妙で私的な見分け方も書いておこう。
飛んでいる時に尾羽が長くて丸いのがハシブトガラス、
角尾に近いのがハシボソガラスである。
また、飛行中のハシブトガラスは胴体や首が細長く見える。
後姿しか見えなければ、羽ばたきの深さを見てみよう。
「パサパサパサ」と軽く浅く羽ばたくのがハシブトガラス、
振り幅が大きくて頑張ってる感じがするのがハシボソガラスだ。
また、金属光沢がより強いのがハシブトガラスで、
ハシボソガラスは少しマットな感じに見える。
ハシブトガラスの翼は赤紫の光沢が強く、
ハシボソガラスが青っぽく見える気がする。
地上に降りた時にピョンピョン飛び跳ねるか「よいしょ、よいしょ」と大儀そうに歩くのがハシブトガラスで、
脚を伸ばしてスタスタ歩き、急ぐ時は早足になるのがハシボソガラス。
さらに、顔を正面からアップで見た時に目がちょっと出っ張ってバルタン星人みたいに見えるのがハシブトガラス、
ごく普通の鳥の顔をしているのがハシボソガラスだ。
この辺をこっそり覚えておいて、探鳥会で
「あ、あれはハシボソですね」
などとサラッと言うと尊敬されるかもしれないが、
そいつが、「カア、カア」と鳴きだした時は速やかに誤魔化すのが肝心である。
私も間違ってしまって、非常に気まずかったことがある。
公園で子どもと戯れているママさんたちに交じって、
「お、あれはハシボソガラスまぼ」
と、紹介できるマボねえ、オラオラ~。
なかなか人前で披露する機会はなさそうですが、
自然公園でぼーっとしているときにカラスを見かけたら、思い出してみようかしらねえ、はて。
マヨネーズがお好き
ところで、カラスが一番好きな餌はなんだろうか?
まあいろいろあるだろうが、かなり上位に来ると思われるのがマヨネーズだ。
ゴミ捨て場でマヨネーズのチューブを見つけると大喜びでくわえて飛んで行き、
大変な苦労をしてあの分厚いビニールを食い破って穴をこじ開ける。
そして、そこからくちばしを突っ込んで、チマチマといつまでも舐めているのである。
大学で見かけたハシブトガラスはエアコンの室外機の下にマヨネーズを隠してストックしていた。
どんだけマヨラーなんだか。
語り口もおもしろくって、こっちはこっちでおススメですねえ、はってはて♪
え、カラスって食べられるんですか!?
カラス料理!?
まずよく洗い、羽をむしる。
ニワトリでいう丸鶏(丸烏)にしてから、大きく張り出す胸の皮を剥ぐと、
まるで牛肉のような、きれいな赤い胸肉が現れる。
この胸肉を取り出す。
片胸で四十グラム、ちょっと大きめの唐揚げになるぐらいの大きさだ。
さて、どう料理したものか。
研究室にはガスコンロや調理器具があって簡単な料理ならできる。
まずは「そのものの味」を見たいと思い、シンプルに塩コショウをしてフライパンで焼いた。
塚原直樹(2021)
カラスをだます NHK出版
「硬いグミ」より遥かに硬い、という感想が書いてあった。
ネットでカラス料理を食べたことのある人のページなんかを見ても、
「硬い!」という感想が目に留まる。
これは、ネットでも確認できるので、よければ確認してみてね。
カラスは食べられるのか!? – 私がカラス食を研究する理由 | academist Journal (academist-cf.com)
『本当に美味しいカラス料理の本』
が出ているので、こちらもチェック!
塚原直樹(2017).本当に美味しいカラス料理の本 SPP出版
まとめ
- 身近なカラスは、ハシブトガラスとハシボソガラスの2種類
- カラスはマヨネーズが大好き!
- カラスを料理にすると……とにかく硬い
参考資料
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