【如来/菩薩/明王/天】今日からわかる仏像/種類/見分け方

こんにちは、はてはてマンボウです。

今回は、仏像の見分け方……はて。

マンボウちゃんは、仏さまが4つの種類に分かれているのは知っているかな。
梓
4つの種類……はて。

 

マンボウが知っているわけないじゃない。

詳しく教えてくださーい。

 

大きく分けて4種類……その歴史は?

仏像は大きく分けて

①如来(にょらい)

②菩薩(ぼさつ)

③明王(みょうおう)

④天(てん)

の4種類。

 

それぞれ、違った出自や役割があるんだ。

梓
そうかあ、役割別で立場が分かれているんですねえ。

 

悟りを得られた姿の「如来」

まずは釈迦如来から

如来とは「悟りを開いた者」のこと。

仏教世界で最も高い立場にある。

梓

 

釈迦如来

(飛鳥寺、奈良)

 

そもそも仏教って、誰がどこで始めたんだっけ。
梓
お釈迦さまがインドで始めたんですよね、それぐらいは知ってるまぼよ。
そのとおり。

釈迦はインドの王族だった。

修行の末に悟りを開き、その教えを説いたことが仏教の始まりだ。

だから「悟りを開いた者」である如来も、最初は釈迦1人だった。

「いまはもういないお釈迦さまの姿を現世でも一目見たい!」

という思いが、仏像の始まりになったとも言える。

梓
なんだかアイドルみたいですねえ。
アイドルは英語の “idol(偶像)” が語源なんだよ。

偶像=像という点で話がつながる。

梓
は、はて!

 

平行世界からこんにちは

でも、一目会いたくていくら仏像を彫っても、お釈迦さまと会うことはできない。

 

紀元前5世紀に、もう入滅しているからね。

梓
会えるものなら会ってみたかったですねえ。

会えるよ。
梓
はて。

 


毘盧遮那(びるしゃな)像

(東大寺、奈良)

 

時代が下ると仏教では、
「この世界以外にも、如来のいる世界があるのではないか」
という発想が生まれた。

そこから、
薬師如来、
阿弥陀如来、
毘盧遮那如来
といった如来が生まれることになった。

梓
奈良の大仏様も、如来の1つというわけでしたか。
如来は修行者の姿が基本で、質素な衣をまとい装身具が少ないのが見分けポイントだ

ただし、1人だけ例外の如来がいる。

梓

大日如来

「高野山霊宝館」より

 

この両部曼荼羅に描かれている大日如来の姿は、

釈迦如来や阿弥陀如来のような出家の姿ではなく

うず高く髪を結うなど、一般に菩薩形と呼ばれる姿をされて他の如来とは異なっている点が特徴といえます。

 

菩薩形の姿である大日如来は、宇宙の神格化とも考えられる密教観から、

宇宙の真理そのものを現す絶対的中心の本尊として王者の姿をされているといわれています。

 

その姿は帝王にふさわしく

五仏を現した宝冠(ほうかん)をつけ、

菩薩よりもさらにきらびやかな装身具を身にまといます。

 

背に負う光背は円く大きなもので日輪を表し、

諸仏諸尊を統一する最高の地位を象徴するにふさわしい威厳のある姿です。

 

高野山霊宝館」より

宇宙の中心……帝王……

 

壮大なパラレルワールドですねえ、はて。

 

豪華な修行スタイルの「菩薩」

十一面観世音菩薩立像

「長谷寺」より

 

菩薩は悟りを目指して修行しつつ人々を救う存在。

だから、如来に比べてフットワークが軽い。

宝冠やネックレスなど装身具が多いのも特徴だ。

釈迦が王族だった頃をモチーフにしているから、如来に比べてゴージャスな装いが多い

梓

 

千手観音像

(仁和寺、京都)

騎獅文殊菩薩像

(「安倍文珠院」より

 

いろんなパターンの菩薩さまがいらっしゃるんですねえ。

 

怒りの姿の如来の化身「明王」

不動明王坐像

(「東寺」より

 

優しく教え諭すのが菩薩なら、
明王は怒りの姿で人々を導く存在。

憤怒の表情や武器、炎の光背などが見分けポイントになる。

如来の化身の姿でもある。

梓
仏さまが急に怖い姿に、は、はて。

まんぼう、悪いことしてないまぼ~許してくれ~。

この不動明王は、大日如来の化身。

大日如来も明王も、密教の重要な仏たちだ。

梓

 

インドの神さま借りてきました「天」

仏教は釈迦が始めた教えの基づいて生まれたんだけど、
実は仏教が始まったとき、
インドには別の神話や教えが根付いていた。

インドの神々が仏教に取り込まれ、守護神として位置づけられた存在が「天(天部)」だ。

梓
はて!

そんなのありなんですか。

 

インド神話の神々がどのようにして仏教に取り入れられたかは別の記事で紹介しているよ。
梓

 

 

【インド神話】シヴァだって仏に?╿仏教の中のヒンドゥー教の神とその「やばい」物語

ヒンドゥー教の神々が仏教に取り入れられる流れについてはこちらの記事をチェックしてくれ~


 

身近な仏さまは、意外とあれもこれも天部の仏だったりする。
梓

 

金剛力士像

(東大寺、奈良)

 

兜跋(とばつ)毘沙門天立像

(「東寺」より

 

「〇〇天」と名乗っている仏さまは、

 

「天部」の仏

 

ってことなのねえ。

 

まとめ

  • 仏には「如来・菩薩・明王・天」の4種類がある。
  • 如来は、元々は悟りを開いた釈迦のこと。平行世界からやってきた如来も多数。
  • 悟りを目指して修行をしながら民を救うのが菩薩。ゴージャスな格好。
  • 如来の化身でいつも怒っている姿を見せているのが明王。
  • インドの神さまに由来するのが天。身近な仏さまもいっぱい。

 

ちょっとした違いを知っておくと、お寺巡りも楽しくなりそうですね、はってはて♪

 

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