今回は「神社とお寺の違い」シリーズ第2弾。神社の解説の続きです。
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今回は鳥居と建築様式に着目していくよ。
目次
入口
神社の入口は鳥居!
宇佐神宮(大分)
地図記号でも神社を表すマークは鳥居になっているぐらいだ。
鳥居は神社の入口。
俗世と神聖な境内との境目を示している。
その鳥居にも大まかに2つの種類があるんだ。
鳥居なんてどれも同じじゃないまぼか。
神明鳥居(しんめい とりい)
神宮(三重)
余計な装飾の無いシンプルなスタイルだ。
「笠木(かさぎ)」と呼ばれる鳥居の上部の横柱は一直線。
落ちついたスタイルだ。
マンボウには、どこがどう「落ち着いたスタイル」なのか、さっぱり。
明神鳥居(みょうじん とりい)
宇佐神宮(大分)
上から二本目の横柱である「貫(ぬき)」は、縦の柱を貫いて外に飛び出ている。
そして、朱色に塗られたものが多いよ。
ちなみに、どうして朱色マボか
また朱色の原材料である水銀は木材の防腐剤としても便利だった、という実際的な理由もある。
建築物
拝殿(はいでん)と本殿(ほんでん)
拝殿(出雲大社、島根)
本殿(出雲大社、島根)
聞いたことはある気がしますが、どう違うんでしょうか。
本殿は、神さまのご神体を祀る場所。
拝殿から、本殿にいらっしゃる神さまへ手を合わせる、というわけだね。
さて、そんな神社の建築様式も、例によって大きく2つに分かれるんだ。
神明造(しんめい づくり)
横幅もやや広め。
直線的な作りが特徴なのは、「神明鳥居」とも似通っているね。
伊勢神宮を代表とする建築様式だ。
正宮(神宮、三重)
土宮(神宮、三重)
大社造(たいしゃ づくり)
これを「妻入り」と言う。
「妻」とは「そば、隣、側面」という意味もあるからね。
「大社造」という名だけあって、出雲大社を代表とした建築様式だ。
ハワイ出雲大社(ハワイ)
さて、横から見て見ると……。
こんな目線で神社の建物を見るのも興味深いです、はってはて♪
まとめ
- 神社の入口は鳥居
- シンプルな「神明鳥居」とスタイリッシュな「明神鳥居」の2種類がある
- 建築様式も2種類!
- 屋根の面に対して水平に入口を持つ「神明造」、屋根の面に対して横側に入口を持つ「大社造」
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参考文献
- 神社本庁(2012)『神社のいろは』(扶桑社)
- 東條英利(2013)『神社の基本』(エイ出版社)
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