【京都・青蓮院門跡】天台宗と「一隅を照らす」│最強の「青不動」│池泉回遊式庭園

こんにちは、はてはてマンボウです。
今回は、立派だけど静かに過ごせる、京都のお寺に来ているとか。

今回は、青蓮院(しょうれんいん)門跡(もんぜき)に来ているよ。
梓

はて、複雑な名前マボ……

あら、でもお寺の中を進んでいくといい感じな予感マボねえ。

今回は、この由緒あるお寺、青蓮院門跡について見ていくよ。
梓

青蓮院……門跡……? はて。

天台宗と「一隅を照らす」

おひょひょ、この手のお寺に定番の立て札が……これでお寺のことは全部分かるマボねえ。

なるほど、わからんマボ。はて。

大原の三千院、妙法院と並ぶ天台宗三門跡の一つとして知られている、といったことが書かれているね。
梓

天台宗は分かるマボ。歴史でならったはず……えー、最澄が開いた!

そうそう。
青蓮院は、最澄(伝教大師)が、比叡山に建てた僧侶の住居の一つ「青蓮坊」に始まる。

それが、後になって移された、ということ。

梓

天台宗では「一隅を照らす」という有名な言葉があるけど、青蓮院でもその言葉が書かれた屏風があるよ。だいたい、こんなことが書かれているといっていいと思う。
梓

国の宝とは何でしょうか。

真の宝とは仏道を求める心、つまり道心です。

その道心を持つ人こそが、国の宝と呼ばれるのです。

ですから昔の人は、こう言ったのです。

一寸ほどの宝石を十個持っていても、それは国の宝ではない。

一隅を照らす、すなわち自分の持ち場で周囲を明るく照らす人こそ、国の宝である、と。

大事なお話マボねえ。

やんごとなき人の寺「門跡」

しかし、門跡が分からんマボ。

皇族や、朝廷で政治を担った格式高い貴族『摂関家』の子弟が門主(住職)を務める寺院は、「門跡寺院」と呼ばれる。

青蓮院は、天台宗の三つの門跡寺院の一つ、ということ。

しかも青蓮院は、1788年の天明の大火で京都御所が焼失した際、仮の御所にもなった。
粟田山の麓にあることから、ここは粟田御所とも呼ばれたんだ。

梓

たしかに、その由来に恥じない、格式高い内装です、はってはて♪

「青不動」

青蓮院門跡は、「青不動」でも知られている。
梓

激しく燃え盛る焔(ほのお)を背にした青不動明王が、濃茶褐色の画絹に描かれた「絹本着色 青不動明王二童子像」。
青不動明王の性格にふさわしい威厳と荘厳さを持つ、大変迫力のあるこの画像は、*日本三不動画の一つとして平安時代からたいへん篤く信仰されてきています。

*日本三不動画…青蓮院の青不動・高野山の赤不動・三井寺の黄不動
(曼殊院には国宝「模写黄不動」があります)
信仰の上ではいうまでもありませんが、美術的観点からも、非常に貴重なものであります。

天台宗 青蓮院門跡「国宝としての青不動」(2026年4月4日確認)。

おお、青い青い。
不動明王は、五色(青・黄・赤・白・黒)で表されることがあり、その中でも青不動が一番格式が高いといわれている

ちなみに、青蓮院門跡に置かれているのはレプリカ。

本物は、すぐ東側の将軍塚と呼ばれる岡の上にある「青龍殿」に安置されているよ。

梓

池泉回遊式庭園をぐるり

 

お庭もいい感じマボねえ。
池の周りを……
くるくると……

 

このような、池の周りを巡るようにできている庭園を
「池泉(ちせん)回遊式(かいゆうしき)庭園」
と言うんだ。
梓
マンボウちゃんと回遊メイトまぼ

 

いつの間にか小高いところに来ていたマボ。

建物を見下ろすのもすてきですねえ。

 

左近の桜、右近の橘が植えてあるね。
梓
はて。
橘……ああ、柑橘類(かんきつるい)の「橘」の字まぼね。

橘と桜が並んでいると。

しかし、桜が右で、橘が左では、はて。

建物にいる人から見て、右と左を判断しているんだ。

京都市内で東側が「左京区」、西側が「右京区」と呼ばれるのも、御所にいる天皇から見た左右に由来している。

御所にも同じように左近の桜と右近の橘が植えてあるから、それにあやかって植えてあるんだろうね。

梓
美しくて歴史もあり、静かに過ごせるステキなお寺でしたねえ。

まとめ

  • 青蓮院門跡は、最澄に始まる由緒ある天台宗の寺院。皇族に由来する「門跡」として、格式の高いお寺。
  • 不動明王の中でも最強と言われる「青不動」をまつっている。
  • 池泉回遊式庭園や左近の桜・右近の橘など、静かで美しい境内でゆっくりとした時間を。